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「いつも通り、いつも通りっと…」
そういつものように体と頭に言い聞かせる。まだ目覚めない俺の体はいつもの様にダルく重たい。
「ほら、朝ごはん食べな間に合わへんで~」と母の声がする。
「わかってるよ~」いつもの朝だ。なんの変哲もないいつもの。
朝ごはんはパン。普通だ。てゆうか普通すぎる。まぁ普通の方がかえっていいのかもしれない。
朝ごはんを食べ終わり、学校に行く用意をする。
2学期が始まってすぐだからか、別に何の大きな問題もない。
「何か面白いことでも起きひんかな…」
そう思いながら行ってきますと家を出る。
「よ~!元気か~?」
「朝から騒がしいなぁ…、もうちょっと静かにできひんのか!」
「へへっ、ごめんごめん」
まだ朝の8時なのになぜこんなに元気なのだろうか。
隣のクラスの伸司は元気が売りだから仕方ないかもしれんが。
「てか明日からテストやぞ~?お前ちゃんと勉強したんやろうなぁ?」
「お前に言われんでも勉強してるわ!」
「まぁ晴くんのことやしなぁ」
「わかってたら聞くなってのw」
さて、またいつもの学校が始まるな。
いつも通りな、俺。
その言葉を胸に伸司と校門をくぐった。
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