第1章

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「じゃあここでお別れやなー  今日も頑張ろなー」 「おー。じゃあまたなー」 俺のクラスは3階にあるが伸司のクラスは4階にあるから、いつもここで別れている。ここからは大体1人で1日を過ごす。強いて言うなら食事の時にクラスの友達と食べているぐらいだ。  教室に入ると相変わらず人の少ない教室。居るのは女子の数人と男子が1人。話すこともない。そして1人自分の机に勉強道具を広げ、提出物を進めることにする。 「おっ、来てたんや!おはよー!」 「お前も朝から騒がしいなぁ…」 俺の幼馴染の城崎優衣だ。まぁ少なくとも悪い奴では無いんだがど天然である。まぁそこがいい所でもあるんだが。 「ん?何かゆった?」 「いや、何もない。おはよう」 「変な奴ー」 いつもはあまり朝から声は掛けてこないのだが今日は俺が珍しく早く来てたからと思って話しかけてきたのだろう。  そして予鈴がなる。ここから一気に教室内の人が増加する。 俺もいつもならこの時間帯に来るはずなんだが何故か今日は家を早く出れた。何か理由があるはずなんだが…。  そうこうしているうちに本鈴がなった。結局提出物は進まずじまいだ。 まぁ気にせず今日もちゃんと授業聞かないとなっと…。
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