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大金をはたいた物より、小さな事に人は喜びを感じる‥ 大きな物はすぐ次への欲に変わり果てる‥ それはユズルさんが教えてくれた‥ 「さて‥」 携帯を取りだし、連絡帳をスクロールする。 「誰にしようかな‥」 ブラブラと繁華街を歩きながら、独り呟いた‥ 夜も更け、周りは酔っ払っいが徘徊している。 「ねぇ、ちょっと‥」 手首を捕まれ、その強さに引き留められて振り替える 「はい?」 ジョーよりも少しだけ背の低い‥ 女性にしては背の高い、黒い長い髪を揺らした美人が微笑んだ。 「暇?」 「‥はい」 98点‥ いや、100点でも良い。 細い線や、飾り気の少ない化粧‥ 艶やかな髪‥全てがジョーの好みと言える。
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