第1章

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保健室を出しな、再度 「必ず来てね…?」 頬に唇を着けた保険医を見下ろし、髪に指を通し口付けする。 唇にはしない。 幾つかあるルールの1つだった 扉を開き、後にするジョーの前… 立ち竦んだのは宮原。 「‥ 聞こえた?」 クスリと笑ったジョーに顔を背けて、 「最低だな。」と投げつけた。 そんな言葉を意ともせず、笑うジョーを宮原が睨む。 「人生楽しまなきゃ‥ね?」 それが宮との切欠とも言える。
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