Chapter1.始まりの町

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「冗談言うのホントにやめてくれない? なんか冗談でも気味が悪くて…」 「おや、ソル様は風来坊で多少のことは揺るがないはずですのに、もうギブアップですか? それでは世界一の風来坊にはなれませんよ」 「俺は別に世界一になる気は無いんだが…あぁもうわかったよ」 「わかればいいのですよ」 すぐに諦めたソルであった それもそう、ソルはユリとの口喧嘩などでは一度も勝ったことが無いため、説得など無理な話であった 諦め状態のソルを尻目に、3人のほうに視線を向けてると口を開く 「立ち話もなんですし、暑いですからあそこの店に入りましょう」 とユリが話ながら指を差す先には… 「…海に落ちろと? それとも…とっとと帰れってか!?」 「冗談です、あそこの喫茶店です」 ソルのツッコミを聞くとすぐさま指を差すところを変える 今度は普通の喫茶店だ 3人は賛成すると、ユリに連れられて喫茶店に入る
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