Chapter1.始まりの町

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冷房が効いた喫茶店内で、5人はそれぞれ冷たい飲み物を飲んでいた そしてルカがソルとユリを交互に見ながら喋り始める 「ユリさんとソルさんって仲良いですよね」 「えぇ、まぁ…」 「あー…まぁそうだな…」 2人は顔を合わせてルカに返事する 「やっぱり二人は喧嘩とかはしないの?」 アクアがそういうと、ユリは横に振りながら答える 「いいえ、勿論しますよ」 「どんな?」 「そうですね… ソル様に誘われてキャッチボールをしていた時に、ソル様の頭にボールをクリーンヒットさせて、頭にトリプルアイスクリームを作った時は凄い怒られました」 「俺そんなことされてねーぞ!?」 「冗談です」 アクアの問いにまた冗談で答えるユリ 今度はルカがオレンジジュースを飲みながら話を始める 「そういえば、ソルさんは昔野球やっていたと聞きましたが実際はどうだったんですか?」 「そりゃあ凄かったですよ」 「どう凄かったんですか?」 「そうですね… 投げたストレートのボールが相手のバットをへし折ったり、ボールと一緒にバットもホームランで外野スタンドへ飛ばしていましたよ」 「俺そんなことしてねーぞっ!?」 「勿論、冗談です」 相変わらず冗談で答えて、ツッコミを入れるソル よくわからなかったが、二人の仲が良いのは確かであった
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