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「仲良くていいじゃない……」
黙ってアイスコーヒーを飲んでいたヒナタが静かに言うと、それを聞いたユリは少し俯いて答える
「そう…ですね、いい人ですよ」
「ふふっ…貴方も良い人ね…」
「そう…ですかね…
私自身が良い人かは私にはわかりませんよ」
「…羨ましい…」
ズッとアイスコーヒーを飲みながら小さく呟くヒナタだが、ソルは話を変えるようにユリに質問をする
「そうだ、ルナさんは今どこにいる?」
「ルナ様はデンゲキシティで仕事で来てますね、ここの緑眼の森にある苔に覆われたグリーントンネルを進めば行けますよ」
「そうか」
そう言い終えると、ユリは立ち上がり、財布からお金を取り出すと、ソルにズイッとお金を突きつける
「では、そろそろ用事があるため私はこれで…
ソル様、お金は渡しておきます」
「え?あぁ、別にいいって…」
ソルは断るが、ユリは無理矢理お金を受けとらせると、ユリはさっさと立ち去ってしまった
「行っちゃったな…」
「まぁあれだ、色々忙しいんだろ…
俺達も行くぞ」
「はい」
「えぇ…」
残された4人は、勘定をすませると喫茶店を後にすることにした
何故かヒナタはユリの姿が見えなくなるまでじっと見ていたが…
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