Chapter Final.太陽と月

4/20
前へ
/398ページ
次へ
「レシラム!かえんほうしゃ!」 ソルの叫びに、レシラムはアルセウスに向けて炎を放つ、だが… 「アルセウス、マルチタイプチェンジ モード…フレイム!」 キィンッ ギュォォォォ! アルセウスの特性、マルチタイプによりアルセウスの体の色が赤になり、レシラムの炎は吸収されてしまう それでもソルは 「まだまだぁ! 攻撃を与え続けろ!!だいもんじ!」 レシラムはかえんほうしゃとだいもんじを連続発射させ、アルセウスに向けて飛ばしていく しかし、アルセウスは連謝するだいもんじを次々吸収していく 「無駄よソル君…! アルセウスには通じない、たとえ伝説のポケモンでも格が違…」 ギャォォォォォォォ! ズゥンッ 「えっ……!?」 ルナが話している間に、アルセウスが突如炎を吸収するのを止めてしまったのだ 吸収を止めたアルセウスは、そのままだいもんじの直撃を喰らい倒れてしまう いきなりのことで、訳が分からないといった様子のルナにソルが話をする 「たとえ神でも、無限に吸収することは難しい… レシラムの特性によって…」 「レシラム…特性… ターボブレイズ…!」 「そう、それで急に吸収が途切れたんだ… だけど、まだ終わってない…もう、レシラムの炎は吸収できない、これで終わり…!」 「いや…絶対に嫌…! 私は…私は…わたしは…わたし…ハ… ワタシハァァァァァァァァァァァ!!」 「なっ…!」 キィィンッ…ズガガガガガッ! 突如、ルナが叫び声を上げた瞬間、天から、アルセウスのさばきのつぶてが降り注ぐ いきなりのことに驚きながらも、ソルは紙一重でつぶてを回避するが… 「かっ、数が…! だめだ、当たっ…」 ゴキャッ! 「ぐっ、あぁぁぁぁぁっ!!」 あまりにも数が多く 回避することはできずにソルの左腕に直撃してしまい、その衝撃によって鈍い音が鳴り、ソルの左腕の骨が折れてしまう あまりの衝撃に、苦痛を浮かべ叫びながらも必死に堪えるソルだが ルナはふらっとソルを見て呟く 「イヤ…イヤ…イヤだ…イヤ…イヤ! アナタはワタしのもの…誰にも…誰にモワタサナイ!」 「るっ、ルナさん…! なんだ…この異様な瘴気は!?」 先程と違い、声も代わり不気味な威圧感と黒い瘴気がルナから放たれる 変貌したルナの様子と、おぞましい威圧感に圧されながらも、ソルは屈することはなかった
/398ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加