Chapter Final.太陽と月

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レジェンドタウン郊外 約束の丘 [皆さん、大丈夫ですか!?] 「うっ…はっ、はい」 ソルがサーナイトに指示し、 ヒナタ達3人をテレポートで逃がしたため 3人はここ、レジェンドタウンの郊外 約束の丘まで飛ばされたのだ サーナイトの呼び掛けに、ルカは頭を擦りながら返事をするが… 「なんで… なんでサーナイト…! どうして私達を…どうしてソルを見捨てたの!?」 ヒナタは、未だに納得できず涙を流しながらサーナイトに掴みかかる すると、サーナイトは… […スターの…マスターの… あそこまで必死に言われたら、マスターの命令を聞かないわけにはいきませんっ… 私だって…私だって…!] サーナイトも、ヒナタと同じ気持ちだったようで さっきから必死に堪えていたようで、涙をポロボロと溢していた サーナイトの涙を流す姿を見て、ヒナタはサーナイトからゆっくりと離れると、サーナイトに寄りかかりブルブルと震えていた 自分と同じ気持ちであった、そう感じとったため言いたかったことをこれ以上何も言えず 必死にあらゆる気持ちを抑え込んでいた 「ちょっ、ちょっと! 皆、あれを見て!!」 アクアが何かに気づいたのか、必死に皆に呼び掛ける 「アクア、どうしたの!?」 「あれ…古城の真上…」 それに気づいた3人はアクアに近づき、ルカがアクアに問いかけると アクアは古城 ファリアスの頂上を指差し、他の皆もアクアが指を差す方向を見ると そこには… 左は"太陽のような炎の球体" そして対する右は "無数の小さな礫が一点に集まり、太陽の炎の球体と同じ大きさぐらいの月が精製されている"光景だった 「あれって…」 [マスターと…ルナさん…] 目を見開いて驚愕し、小さくヒナタが呟くと、サーナイトも同じく呟く その名の通り 太陽と月が戦う光景であった
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