Chapter Final.太陽と月

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7階に残ったダークとユリ 古城の揺れが強くなる中、ダークはユリに静かに話しかける 「…ユリ、お前は先に脱出しろ… 上にいる2人は俺が何とかする…」 「…ダーク様、本当に彼らに託して良いのですか? いくらなんでも彼らでは…」 「さぁな… 聞くなら俺では無く"奴"に聞いてくれ… 俺の役目はここまで…お前は好きに動くと良い…」 ダークの言葉に、ユリは目を閉じて暫く考えこむが、すぐ目を開けてると口を開く 「…了解しました ではまた会いましょう、ダーク様」 「あぁ、お前にも付き合わさせて悪かったな… また……」 ダークの返事を聞くと、ユリは塞がれた穴とは逆の壁に、エレキブルのかわらわりで壁に穴を開けると、外へと飛び降りる 一人、残されたダークは天井を見つめながらふと呟く 「俺の役目はここまで… 月と神は、太陽と英雄に敗れた… 全てはお前の言う通りだった… 所詮、俺達も…ルナの姉貴も利用されたに過ぎなかったか… あいつらのようなガキ共に全てを託すのは…些か気が引けるが… 奴らでなければ、対抗できないのだろう」 ヘルガーをボールに戻し誰も居ない部屋で、天井が次々と崩れゆく ダークはたった一人で、誰かに向けてポツポツと呟いていると、ダークの真上から巨大な天井の瓦礫が落ちて来はじめる ダークは天井を見向きもせず、目を閉じながら語り始める 「さて… お前の言う通り、俺はここまで… 後のことを頼むぞ、なぁ… "ペルソナ"…いや、***」 ズガァァァァンッ! ダークの最後の言葉を言い終え、笑みを浮かべると同時に、ダークが居た場所に瓦礫が落ちたのであった
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