Chapter1.始まりの町

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まぁたまにあることなのであまり気にしないようにして、俺は 「起きろヒナタ、もうすぐ着くぞ」 隣の席で寝ているヒナタの体を揺さぶる、が 「あとさんじゅ…」 「あと15分で着くんだよ、そんな時間はない」 相変わらず我が儘だ 何かヒナタの性格がルナさんの性格に似てきたなぁ、とそんなことを思っていると 『間もなく、到着します 下船されるかたはお忘れ物の無いよう、お気をつけください』 船内のアナウンスが流れてくる 「ほら、降りるぞ」 ヒナタは目を擦りながら渋々と荷物を持つ …と思ったら 「ん」 俺にズイッと荷物をつきつけてきやがった、私の荷物を持てってかチクショー 「持っ「自分で持て」 ヒナタが言いきる前に言う、勝ったと思ったら
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