第一章

2/41
前へ
/76ページ
次へ
僕には好きな人がいます。 「飯島くん。」 「何?地味子ちゃん。」 「数学のノートを提出して下さい。 ついでに言うと私の名前は地味子じゃありません。」 「知ってるよ?美鈴ちゃん、だよね。 せっかく可愛い名前つけてもらったんだから、もう少しお洒落とかしてみたらどう?」 「余計なお世話です。」 「なんでそんな野暮ったい格好してるの? 可愛いのにもったいない。」 「だから余計なお世話です。 それに、この格好は規則ですから。」 僕の好きな女の子。宮野美鈴ちゃん。 通称地味子ちゃん。 僕と同じ17歳で同じクラスで同じ学級委員長。 背は低め。多分150cmくらいかな。 ちゃんと食べてるの?と言いたくなるくらい 華奢な身体に真っ白な肌。 髪は真っ黒でいつも耳の下で2つに結んでいる。 セーラー服はひざ下丈。 もちろん化粧は一切してない。 あだ名の通り地味。それでも可愛い。 ぶっちゃけクラスで一番可愛いと思う。 (盲目とかではなく) 属にいうロリコンと呼ばれる男どもからの人気高し。 そんな僕もその中の一人なわけで。 あ、ちなみに僕は別にロリコンではないよ? たまたまです、たまたま。
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加