第二章

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「ちょっと待ったー!!宮野ちゃんっ、飯島くんドン引きしてるから! 部活紹介するならもっと楽しいこと教えてあげてー! えーっとね、 まあ活動内容は宮野ちゃんが言う通りなんだけども、ぶっちゃけ用事あって出られない日は事前に言ってくれれば休んでもらってオッケーだからね! そりゃあ出来る限りは出て来て欲しいけど。 特に飯島くんは私のモデルしてもらわなきゃだし! ただここの部員達は、美大目指している子が殆どで、それだけみんな真剣に活動してるってことは覚えておいて欲しいかな! あとね、長期休暇には合宿もやっちゃったりするんだよ! 去年の夏休みはみんなで海に行ったの! 宮野ちゃんの水着姿すんごぉーーーく可愛かったよ! 白のヒラヒラワンピースのやつ! 可愛過ぎて持ち帰りたかったけど、なんとか抑えたんだから!」 地味子ちゃんの水着だと...? それは是非とも拝みたい!! 暑い夏は大嫌いだが...グッジョブ、夏合宿!! 「まあ、今年は山の予定ですけどね。 皆さんで虫取りでもして楽しみましょう。 飯島くんは全身に蜜を塗って頂いて、カブトムシの餌役をお願いします。 なに、簡単ですよ。 一晩中身体を木に括り付けて、ボーっとしてればいいんですから。 どうですか?適役だと思うのですが。」 「それなんの罰ゲームっ?! 俺、虫ダメだから!見ただけで泣き叫ぶから! 全身に虫が這い登るなんて恐ろしい!! あ、見てよこれ!想像するだけで鳥肌が立った!」 「虫くらいで大袈裟ですね。 貴方自身も虫けらみたいなものじゃないですか。」 地味子様の毒舌は、本日も絶好調なようです。
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