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「あはははっ。二人とも息ピッタリだね!
お笑い芸人みたい!」
「芸人になったとしても、飯島くんとだけはコンビを組みたくありません。」
「でも、普段の宮野よりも生き生きしてて楽しそうに見えるぞ?
ボケは飯島で、ツッコミは宮野。バランスもバッチリ。」
「荒木先生まで...。
そんなんじゃないのでやめて下さい。」
二人にいじられて、顔を赤らめて困った顔をする地味子ちゃんって新鮮だなぁ。
可愛いなぁ。好きだなぁ。
ああ、
そういえば僕達、いつの間にか普通に会話している。
朝から嫌な空気だったから、元に戻れたことに心底ホッとした。
「そうだ!飯島くんがここに入ってきた時から思ってたんだけど、その格好どうしたの?
今の好青年な感じも素敵だけど、私的には前の遊んでるお兄さん系が好きだったのに!
そう思わない?宮野ちゃん!」
って、部長!!!
その話題は今禁句ですー!!
せっかく和やか(?)に雑談できるまで修復していたのにっ!!
ハア、また朝みたいに不機嫌になっちゃうのかな...
「私も部長の意見に同感です。
その違和感の塊でしかないような格好はどうかと思います。気色悪いです。
本来ならば今の貴方の格好が正しい高校生の姿です。
しかし、貴方には似合っていません 。前の方がまだマシです。」
息継ぎをする間もなく、早口言葉のようにサラサラと言葉を口にする地味子ちゃん。
あまりの速さに、「う、」やら「え、」としか返せない自分が情けない。
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