第二章

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「さらに言わせて頂きますと、その優等生ぶったスタイルでは、女子生徒からの人気をより高めることでしょう。 まあ私は飯島くんの存在なんて、鼻噛んだ後のティッシュ並にどうでも良いです。 しかし、貴方の席の周辺に人が沢山集まるということは、隣の席である私の集中力が低下し、勉学に支障をきたす恐れが出てくるということ。 とんだ大迷惑な話です。」 猪が突進するかのごとく、猛スピードで話終えるとようやくフーと一つ深呼吸した。 えーと、 要するにどういうことなんだろうと必死に考えるべく脳内フル回転させるが、頭の中では何故か因数分解やら等差数列やらの公式がグルグル回る。 単純な僕の頭のことだから、唯一得意とする数学の力でこの難問が解けるとでも思ったのだろう。 そんなフリーズする僕に救いの手を差し出すもの現る。 「私が解説いたそう!」 と腰に手を当て、踏ん反り返ったポーズをキープした部長だ。 あ、腰辛そう。 ピクピクしてるし。 「つまりね、宮野ちゃんが言いたいのはね、、、 ①今の飯島くんは飯島くんらしくない。 自分を抑え込んで無理に優等生を演じてるように見える。 そんな貴方、私は見てられない...ホロホロ (あ、この擬音は涙が流れてる様子ね!) ②今まで以上にカッコ良くなっちゃったら、飯島くんのこと好きになっちゃう子がどんどん出てきちゃう! 私の飯島くんが他の子に取られちゃうなんて絶対イヤ! お願い!元の貴方に戻って! ってなとこかな!」 あ、やっと元の体勢に戻ったけど、やっぱり腰痛めたみたい。 .......ん?なんですと?
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