頂上決戦

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修司の背後に後光が見えるのは気のせいか。 俺は本当に良い友達を持った。 「んじゃまず、第一印象が肝心だ。芳花は顔は良いんだから、明るくな!」 そう言うと修司は突然、俺の腕を引っ張って教室の真ん中に立たせた。 「おっおい!修司?」 「初めましてー!俺、南中から来ました。笠岡修司です!楽しい高校生ライフをみんなと過ごして行けたらと思ってます。よろしく!んで、こっちが……ほれ自己紹介しろ芳花」 修司は教室中に響くデカデカとした声で何の躊躇いもなく自己紹介した。 更にあろうことか俺にまで自己紹介を強要してきた。 教室の真ん中、当然クラス中の視線が俺たちに集まっている。 こんな状況じゃ逃げ出すことも出来ない。 「あっあの……えーと」 「ねぇ?そこ邪魔……」 自己紹介に戸惑っていると不意にそんな声が聞こえた。 辺りを見回すがクラスメイト全員、首を激しく横に振っている。 「どこ……見てんだよ!」 その声と同時に俺のコメカミにスクール鞄が叩きつけられた。
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