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とある小惑星にあるとある雑居ビル。
そのビルの一室にて、ジリリリリとけたたましい音で黒電話が鳴った。
その受話器を取るのは、鍵盤のような白い歯並びが印象的な、彫りの深い顔をしたオッサン。
「お電話ありがとうございます! こちら物語人材派遣会社、“アンダーサービス”です!」
オッサンは耳に受話器を突っ込み、手元のメモ用紙にペンを走らせた。
「はい! 三人ですか!? はい大丈夫です! P-38星ですね!? すぐに手配いたします! 毎度ありがとうございます!」
受話器を豪快に叩きつけると、目の前にいる社員達へ向かって声を張り上げた。
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