人じゃなくても代役してやんよ

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--帰りの宇宙船内。 「ははは、ちょろい仕事だったな。どーせなら鬼をぶっ倒すとこまでやりたかったぜ」 「プスプス桃たん、キミの事は忘れないナリよ……」 「どーよ白歩、初めて役名のあるキャラの代役をやった感想は?」 「…………」 「最後のとこなんか、なかなか迫真の演技だったじゃねーか。ま、オレ達のアドリブのお陰ではあるがな」 「…………」 「っておい、どうした?」 「顔が真っ青ナリなプスプス」 「…………オナカ、イタイ」 「…………」 「…………」 「……今の仕事、保険入ってたか?」 「プスプス明細書には記載されてないナリな」 「う゛ぅ……ぎぼぢ、悪ひ……」 「ばっ!? 吐くな! まだ吐くなよっ! 成良! ゲ○袋出せ!」 「プスプスこんなもんしか無いナリが。さ、思いっ切りぶちかますナリよ」 「ってそれオレの給料袋じゃねえかああああーーーーっ!!?」 そして船内と飛火の給料がゲ○まみれになったのは言うまでもない。
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