妹の家

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真白くなった雪道を妹の案内で 小一時間ほど走っただろうか、 妹の家に到着した。 そう、 私たちは妹たちが建てた家だって 初めてなのである。 いつ建てたのか、 何処に建てたのか、 もちろん どんな家なのか、 今の今まで全く知らなかったのである。 はじめてお邪魔するのが こんなことでというのは なんとも皮肉なものである。
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