妹の家

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案内されて玄関に足を踏み入れた。 直也さんの後ろを主人、 私、 今日子と続いた。 私のすぐ横には七海が 神妙な顔つきで寄り添っている。 私は「大丈夫だからね」という意味合いで 七海の手をぐっと握りしめた。 リビングの扉が開かれた。 その真正面には直也さんのご両親と お兄さんが腰を下ろしていらっしゃった。 私たちの顔を見るや否や、 直也さんのお母さんが深々と頭を下げる。 お兄さんもそれに合わせるかのように、 頭を下げた。 お父さんはそれに遅れること、 1秒か2秒、 同じく頭を下げられた。 そうだ、 直也さんのお父さんはご病気なのだ。
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