ここからがまた始まり・・・

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そこに漂っていたのは 「私たちにお金を出してもらいたい」 それありきだったのである。 「出してもらえないだろうか」 「お願いできないだろうか」 ではなくて、 それをもう飛び越えての、 「出してもらいたい」 である。 あるいは、 「出してもらわなければ困る」 という空気さえ そこには横たわっていただろうか。 もうそんなふうだったのである。 さらには、 その確約が欲しいという 感じだったろうか。 そして、 その次の話に進みたいかのような、 そんな、 そんな空気感であったのだ。
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