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そんな空気を私たちは感じ取ったのだが、
そこは抵抗した。
とりあえずは、
マッタをかけた。
でなければ、
ズルズルと引き込まれていってしまいそうである。
そこにはそんなものが用意されていたのだ。
あちらもさすがにそれ以上の図々しさは
持ち合わせていないようである。
だけど、
お願いしたいとは思っている、
そういう算段を持ち合わせてここへ来ている
ことは言葉の端々ににじみ出ていた。
誰かが何かを話している途中、
何故、
私たちはここにいるのだろうか。
私はふと、
そんなことを思ったりもした。
そんな一生懸命になるのが
ちょっと馬鹿らしくなるような
そんな気配がそこにはないわけではなかったのである。
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