ここからがまた始まり・・・

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そんな空気を私たちは感じ取ったのだが、 そこは抵抗した。 とりあえずは、 マッタをかけた。 でなければ、 ズルズルと引き込まれていってしまいそうである。 そこにはそんなものが用意されていたのだ。 あちらもさすがにそれ以上の図々しさは 持ち合わせていないようである。 だけど、 お願いしたいとは思っている、 そういう算段を持ち合わせてここへ来ている ことは言葉の端々ににじみ出ていた。 誰かが何かを話している途中、 何故、 私たちはここにいるのだろうか。 私はふと、 そんなことを思ったりもした。 そんな一生懸命になるのが ちょっと馬鹿らしくなるような そんな気配がそこにはないわけではなかったのである。
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