第1章   会う約束のその前に

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日曜の朝が来た。 時間が経つのは早いものだ。 それに、 今朝は早くに目覚めた。 というよりも、 あの日からぐっすりと 眠れた記憶がない。 いつもいつも何か考え事をしながら とりあえずは布団に入っているという感覚である。 早くこんなことは終わらせてしまいたい、 そして早く元の平穏な生活に戻りたいという意味合いから、 待ち遠しくもあり、 だけどその一方で緊張感も伴う今日の日。 カーテンを開けるとそこは真っ白な世界だった。
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