第1章   会う約束のその前に

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とりあえず、 手っ取り早く朝食を済ませた。 次に、 梨子を送り出す。 梨子は土日はほとんど部活動に明け暮れている。 たまに休みがあればいいのにと思っていたが、 今日だけは部活動があって良かったと 都合のいいことを思う私である。 子どもたちにはこんな話聞かせたくないのだ。 聞かせるべきでもないと思う。 だから、 とりあえず、 梨子は部活動へ出掛けてくれることは ありがたかった。 梨子はもう話がわかる年齢だ。 それに思春期だ。 親として今回のことは聞かせるべきではないと思っていた。 問題は七海だ。 5年生の七海をどうするか。 だけど、 帰りは何時になるかわからない。
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