第1章   会う約束のその前に

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結論としては 七海も一緒に連れて行くことになった。 駿君の子守りをさせることもできるから という判断である。 ただ、 七海も子どもながらに 何かあったこと、 いつもとは違うことは 感じているはずである。 これとて親としてはできれば避けたかったし、 子どもに何らかの異変を感じさせてしまった私は 親として失格なのかもしれないが、 とにかく突然のことであり、 唐突だった今回のことは 避けようがなかった ということなのであった。 ただ、 子どもたちはその雰囲気を察して 何も聞いては来ない。 もしかしたら、 夫が 「お母さん、 そっとしておいてあげようね」
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