第1章   ばあちゃんの告白

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私は子どもの頃、祖母に育てられた。 私は3歳まで祖父母と暮らしていたのだ。 父と母は別のところで居を構えていた。 そういうことも少なからず影響しているのだろうか。 今になってだがそういうことも思ったりする。 その頃の事情はよく知らない。 だけど、お金がなかったのか、 一緒に住むところがなかったのか、 詳しいことはわからないが、 とにかく母と私は別々に住んでいたのだった。 私にはその頃の記憶はほとんどない。 が、しかし、心の奥深くには もうその頃から何かを感じていたのかもしれない。 子どもごころに何かを・・・ 私はそうなんとなく感じるのである。
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