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それから弟はすぐにやって来た。
父と母も一緒である。
あっ、
これはまた何かあるな、
重要な話だな、
と察するのに時間はかからなかった。
本当にどこまでも夫には申し訳ない。
「姉ちゃんたちももう疲れてるから、
少しだけね」
そう、
話の前にクギを刺しておいた。
でなければ、
もう身体も頭ももたない。
「うん、
わかってる」
弟は神妙に返事した。
だが、
その神妙さから
やはりそう簡単に終わることではないことが
想像できた。
また、
濃い話なのだ、
きっと・・・
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