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ただ、
いつも最後に折り合うのは
誰にも相談することができなかったからか、
誰にも聴いてもらうことが許されなかったからか、
結局は二人で話し合って
そして歩み寄って、
乗り越えるしかないんだというところに
あったように思う。
そこの部分が二人の奥底で
気付かないうちに
絆というか
結びつきが
強くなっていっていた
ということがあったのかもしれない。
とにかく私たちは私たちだけであった。
身内に頼れる者がいなかった。
まあ考えるにキリはない。
一人じゃなかったんだから
よかったのかもしれない。
二人いたのだから
一人よりも
よかったのかもしれない。
ただ、
それは今まではどちらとも言えないところだなぁ
って思ってた。
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