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だけど、
それはできない。
すぐにはできない。
そんな時がある。
どちらもそれなりだ。
その良さも悪さもある。
その便利さも不便さもある。
やはり、
どちらもそれそう相応なのである。
そして、
どちらもないものねだりなのである。
つまり、
こうである。
一人であることが良かったり、
二人であることが良かったり。
一人であることが嫌になったり、
二人でいることが嫌になったり。
行ったり来たりである。
どちらかをずっと貫くことはなかなか難しい。
ここに、
感情の生き物である人間の難しさがある。
夫婦という難しさもまたここにある。
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