1人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、
次に考えることはあちらの親御さんのことである。
もしかしたら私たちにはそんなことまで考える必要も
義理もないのかもしれないけれど、
一度お会いしてしまった以上、
やはりそのことを置き去りには出来ない。
私たちにはそれが出来なくなっていた。
いくら、
それもご自分たちの責任とは言え、
やはり心が重い。
そんなこと私たちの知ったことではない
とも言ってしまいたい気持ちもあるし、
そう思うときだって正直あるのだが、
それはまたすぐに引き戻されてしまうものなのだった。
今もあのお母さんの声と
その横でただ座っていることに耐えている
お父さんの姿が忘れられない。
でも、
やはりそこはお人好しなのだろうか・・・
それとも、
それでいいのだろうか・・・
やはり、
わからない・・・
最初のコメントを投稿しよう!