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私たちは答えを出した。
ようやく、
出せた。
ただその答えは夫にはどれだけ考えても申し訳ないものであった。
これから一体どれほどのことで夫に恩返しが出来るだろうか。
どれくらいの時間をかけて夫に返せるだろうか。
妹のこともさることながら、
私の心の中はこっちのことで埋め尽くされていたのである。
感謝、
感謝、
ただただ感謝。
もうこれしか言いようがないのである。
「ありがとう」
「ごめんね」
このときほど夫の大きさを感じ、
深さを感じたことはない。
そして、
改めて夫の価値観、
生き方というものを知るのであった。
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