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とりあえず、
課長さんと部長さんと
机を挟んで反対側の席に着席した。
直也さんを挟んで、
左側に私、
右側にお兄さんが座った。
そしてようやく本題に入って行くのであった。
まず、
課長さんが4、
5枚にわたる紙を取り出し、
机の上に並べ始めた。
それは直也さんが使い込んでしまった
お金の明細のようである。
それを並べ終えたところで、
「えっとですねぇ」
課長さんが話し始めようとしたところに、
ノックが鳴った。
女性社員がお茶を運んできたのだ。
そこで話は中断される。
また唾を呑む音も聞こえてしまいそうなまでの静けさが訪れた。
私にはその静けさがたまらなかった。
今度は課長さんも部長さんもいる中での静けさである。
私はそんな静けさを打ち破りたくなるような
衝動に駆られるのであった。
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