第15話

第1章 詳細な事実

課長さんも部長さんも事細かに説明をしてくださった。

それは申し訳ないくらいにである。

迷惑をかけたのはこちらであるのに、

それは本当に丁寧で恐縮するばかりの応対であった。

だからこそ、

本当に申し訳なかったし、

なんてことをしてしまったんだろうと思う。

私はただただ頭を下げるばかりであった。

「本当に申し訳ございませんでした」

この言葉を繰り返すばかり・・・。

私にはそれしかできないのであった。