第1章   素直に喜べない一つ目の理由

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とりあえずは、 自分がしたことの罪を償う意味でも、 例えばであるが、 人の役に立つ仕事なんかをやるべきではないかと そう思ったのである。 それが、 たとえ、 直也さんの不得手な仕事であっても、 あるいは嫌いな仕事であっても、 とりあえずはそうした方がいいし、 そうすべきなのではないかという考えがある。 いや、 むしろ、 直也さんが苦手な仕事だからこそ、 やりたくない仕事こそ、 するべきではないかと そう思ったのである。
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