第1章    わからないことばかりの繰り返しの中で・・・

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私にはどうしても妹の考え方が理解できないのと、 答えがわからないのとで、 迷いに迷っていた。 それは夫とて同じであった。 夫も私と同じ考えであったから、 二人では行ったり来たりなのである。 私たち二人だけでは答えが出ないのである。 答えがわからないのである。 今回のこの直也さんの就職に関してだけは どれだけ考えても 答えが出ない、 どれが正しいのかわからなかった。 それに、これから今日子たちが生きていく上で、 ここは重要な場面である。 分かれ道と言ってもいいくらいの場面だ。 それは経済的な部分でもそうであるかもしれないが、 精神的な部分でなおさらにそうである。 私たちは益々わからなくなるのだった。
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