私の理想

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私の友だちだってその一人である。 「今度ね、 お母さんと一緒に最近できたばかりのお店に ランチしに行く予定なの」 っていう話をこれまで何度聞いたことだろうか。 「そうなんだぁ」 と言いながらも心はひきつっていた。 心臓はバクバク音を立て、 心は完全に動揺していたのだった。 私は決して顔には出さなかったけれど、 内心、 羨ましくてしようがなかったのである。 それは私の憧れである。 理想でもあり、 夢でもある。 そして、 それは決して届かない夢なのである。
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