私の理想

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それにこんなことを言われた側も困るだろうと いう思いだってある。 「返事に困るよね」って・・・。 そんなことを持ちかけるのは迷惑だという思いが 私のその気持ちを何度封印してきたことだろうか。 言いかけては止める。 ここまで出かかっては、 呑み込む。 そんなことを幾度繰り返してきただろうか。 「親から愛してもらえなかった子」 「親が苦しい子」 というのは恐らく少数派であろう。 多くの人は親に愛されて育ってきた人たちである。 そして今も良好な親子関係が続いていることだろう。 お互いが行ったり来たり。 特に母と娘であれば、 一緒に買い物に行ったり、 ランチに出掛けたり、 そんな光景が街のあちこちで見かけられる。 私の憧れの光景だ。
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