蜜月

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部屋でひとりで 悶々とするのに耐えきれず 莉子に助けを求めたところ デパート勤務の莉子にとっては 『GW中の貴重な休みなのに~』 と文句を言いながらも こうして相談にのってくれる ありがたい存在だった。 さすがに都築のバーに 行くわけにはいかず 莉子のお薦めの店にした。 「展開早すぎ。 …でもいいんじゃない?」 グラスに口をつけた莉子が 悪戯っぽく笑う。 「あの頃の美紀じゃ 考えられないけどね」 からかうような莉子の視線。
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