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「や、まぁ確かにショックだったけど…。恭弥が気に入ったっていうような人ができることはいい事だし…」
恭弥が人間不信とかで誰も近寄らせないとかになるよりかはいいんだけど、でも。
やっぱり。
「やっぱ気になってんじゃねぇか」
くは、と洋介は苦笑いをした。
「…うるさい…」
洋介にはバレバレだったようで平気なフリをして損をした気分だ。
「恭弥はあの子のことを好きになったりとかするのかな」
「…さぁ、わかんねぇよ。あいつの考えてることは」
「そっか。っと、そろそろ仕事再開しなきゃかな」
入学式が終わったのはいいのだが、新しい風紀委員の確保などでまだまだ忙しいのだ。
もやもやとする頭を振り切り、自分の仕事用の机の席に座った。
「あ、これ」
「どうした?」
「ちょっと生徒会室に書類渡しにいってくる。明日が期限みたいだから」
「あぁ、気をつけて」
「はい」
そう言って、少し緊張しながら書類を持ち生徒会室へと向かった。
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