第一章

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ざわざわと生徒達の落ち着かない様子が感じとれる。 季節が変わり、気温も暖かくなり昼頃になると眠くなる。 「…今年の1年生は元気ですね…」 「あぁ、そうだな」 入学式。 俺たち風紀委員メンバーは新入生に指示を与えたり生徒会のサポートをするため、入学式の会場であるホールの壁にもたれ次の指示を待っていた。 「っつーか今年こそお前は生徒会に入ると思ってたんだが」 そう意外そうに言ってくるのは我らが風紀委員長、風見 洋介 (かざみ ようすけ)だ。
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