第1章 神父の子
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だけどなお悪い事に。 彼の口づけを受けた連中は 「そう、上手だったよ――うん、君もいいね」 嫌がるどころか だらしなく口を半開きにして――。 「ああ、寮長」 完全に ヴァンプに魅了されてしまう始末だった。
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