第1章 神父の子

24/33
前へ
/37ページ
次へ
「ふうん。どっちでもいいや」 傷口だけ開いておきながら 早乙女は興味なさそうに僕を投げ出した。 「神父の子だからキスは勘弁してあげる」 それも きっとわざとだ。 「その代り覚えておけよ――僕の香り」
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加