第1章 神父の子

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我を忘れて夢中で彼を追いかける 下級生たちの間を――。 「おいおい、自制心というものを学びたまえ」 まるで翼を携えたように 早乙女潤は腕を広げて練り歩く。 天使の翼なんかじゃない。 彼が携えているのは間違いなく 漆黒の翼――堕落した悪魔の印。
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