prologue

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「もっと!もっとだ。おまえの中から汚らわしい悪魔が出て行くまで!」 僕は一体 どんな悪い事をしたんだろう。 いつもは多少なりともそう思ってた。 だけど今回ばかりは――。 分かる。 分かるよ 己の罪深さ。 「許して下さい……」 思い出すのもはばかられる 昨夜の出来事――。 敬虔な聖職者である 父の逆鱗に触れたのも当然だった。
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