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「荷物置いて居なくなるとか、マジであり得ない。」
「ご…ごめんなさい。」
「好きなのに付き合えないなんて、そんな中途半端もあり得ないんだけど。」
「…ごめんなさい。」
「俺、このままじゃ納得いかないんだけど。」
「無理。なんです。」
「本当に…無理なんです。
ごめんなさい、ごめんなさい…。」
崇浩から荷物を受け取り、みやは歩き出した。
追ってこないことを確かめると、少しだけ早い足取りで家にに戻り、自室に入った。
バタンッ
自室のドアが閉まると同時に溢れる涙。
みやはベッドに突っ伏して泣いた。
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