青天の霹靂。

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「ただいまー。 ママー、合格してたよぉ!」 「おかえり。 おめでとう、みや。 パパにも報告してきてね。 それから…。」 「分かってる。 先におじいちゃんとおばあちゃんに伝えるよ。」 みやは、リビングの隣にある畳の部屋をそっと開け、仏壇の前に座る。 「おじいちゃん、おばあちゃん。 みやは、高校に合格しました。 頑張るからね、応援してね。」 チーン…。 それから、バタバタとパパがいる事務所に向かう。 バタンッ 「パパー! 合格したよぉー。」 「おめでとう、みや。」 パパじゃない声に振り向くと、そこには良く知る人が座っていた。 「お兄ちゃん!」 波能 晴人(はの はると)。 パパの仕事を手伝ってる人。 みやが物心ついた時からいつも居るから、みやもお兄ちゃんと呼んで親しんでいた。 「お兄ちゃん、私、高校生になるよ。」 「そうだな。おめでとう、みや。」 「ありがとう、お兄ちゃん。」 続いて、隣のパパを見ると、なんだかすごくニコニコしている。 「パパ、みやが合格したの、そんなに嬉しい?」 「そりゃ、嬉しいよ。 みやは自慢の娘だ。 でも…今日は、もっと嬉しい話がある。」 「なあに?」 .
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