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「ねえ、みやは…俺が嫌い?」
「嫌いじゃ…ない。」
「なら、結婚してもいいよね?」
「お兄ちゃん、幾つ?」
「34。」
「34って…18歳も上?
そんな年の差で結婚しちゃうの?」
「そうだよ。
俺は、みやと結婚したいの。」
「やっぱり…有り得ないよ。
お兄ちゃん…だもん。」
「晴人。」
「え?」
「ダンナ様にお兄ちゃんはないだろ?
晴人。練習して。」
「おにい…は、晴人?」
チュッ
至近距離で、オデコにキスされた。
とっさにみやは事務所を出る。
「お、お兄ちゃんは、お兄ちゃんなんだから!」
そう言ってから、また自室に戻った。
「ふぅー。
先は…長そうだな。」
晴人は、みやの部屋を見つめてため息を吐いた。
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