究極の選択

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どうしたって変わらない。 それはどこをどう私が頑張ったって 粘ったって 食らいついたって 変わらないんだ、 そういうものなんだ。 『もうそういうもの』、 そういうなんだか意味が解るような解らないような、 そしてそんな言葉があるのかどうかも定かでもないような、 両親と私の間には確かにそういうものが存在している。 もうそういうものという諦め。 それが今の私には必要なのである。 だけど、 そう簡単に割り切れるものではないから 苦しいのである。 だから私は親と子の関係において 苦しんでいるのである。
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