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だから、
正直に白状すれば、
「まっ、
このままでもいいかな」
とも思ったものなのである。
決してそれを望んでいたわけでもないし、
そうは言ってもそこには虚しさも寂しさも
あといろいろな感情も湧き起こってもくるのだが、
それと引き換えにと言うか、
「静けさのありがたさ」
もまた確かに感じていたのであった。
「また、
あんな苦しい思いをするのなら、
これはこれでいいかな」
という思いである。
「この状態が続けば、
私が親や妹弟の価値観や考え方の違いで、
悩んだりすることも苦しむこともないし、
これもありかな」
とも思ったりもしないのではないのだった。
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