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そんな都合のいいことがあっていいのだろうか。
私にはどうも馴染めない。
だけど、
母と父がいいというのなら
それでいいのだろう。
私には何も言う権利はない。
だけど、
どこかに腑に落ちなさを拭いきれなかった私は
ひと言だけこう付け加えたのだ。
「それって、
甘くないっ!?」
って・・・。
それを妹の今日子は耳にしたのだ。
それは偶然だったのか、
母が私に何か言うことを察知して、
聞き耳を立てていたのかは
今となっては知る由もない。
とにかく母と私の会話を妹は耳にしたのだった。
後悔的な言い方をすれば、
それを妹が耳にしてしまったということ。
そして、
その日を境に、
私たち姉妹は決裂をしたのだった。
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